CSR活動報告
九州支部パチンコ防災推進部勉強会レポート
日遊協九州支部パチンコ防災推進部会では、「パチンコ店に於ける地域防災に関する勉強会」が定期的に開催されています。
2024年2月13日(火)の勉強会では、2019年8月・2021年8月の九州北部豪雨被害を体験したワンダーランド武雄店 楢木統括店長が講師として登壇されました。
~楢木統括店長~
初めての体験であり、ゴールの見えない復旧作業は不安を覚えました。
停電、電話不通、唯一繋がるのが手持ちのスマートフォンのみ。
被害状況を電話で伝えるものの、近隣のグループ店舗では同じような被害が無かったこともあり、電話では十分に伝えることができませんでした。
『百聞は一見に如かず』
被害状況をどのように会社に伝えるか・・・当時は夢中で1枚の写真から状況報告を始めました。
災害時の情報発信、共有に於いてはスピードをもって事実を伝えることの大切さを学びました。
情報発信は写真、動画を使うことで効果があると感じました。
1回目の被災と比べ、2回目の被災の方が酷かったものの、復旧作業は2回目の方が早くなりました。
人は経験すること、歴史を理解することでスキルが向上します。
過去から学んだことで、水害に対する備え、警戒、本社との連携もスムーズに行えました。
災害は当事者だけでなく、特に人間関係が大切だと感じました。
社員や地域住民への対応や思いやりが最優先。人が企業、企業が人を育ててくれることを忘れてはいけないと私は思っています。
責任がある立場の私たちは、状況を早く把握し、災害に応じた復旧対策を決定することが重要です。また、決定した情報を従業員へ共有することが重要です。
復旧方針を早く決めること、そうすればあとはルーチン業務になります。
状況は頻繁に変化します。災害復旧を経て、強力な結束力と会社との信頼関係が生まれ、新しい価値観が生まれてくると思います。
本日は貴重なお時間を頂き、ありがとう御座いました。
近年、全国各地で未曾有の自然災害が発生しています。
『この辺りでは洪水に合ったことはない』『過去に大きな災害はなかった』『ハザードマップでも問題ないから大丈夫』そういったことは通用しない時代です。
首相官邸ホームページには、災害が起きる前にできることが詳しく掲載されています。
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/bousai/sonae.html
『備えあれば憂いなし』
日頃から災害への意識を高め、準備しておきましょう。